沖縄「首里城」の火災はきのう31日(2019年10月)の午後1時半頃、ようやく鎮火したが、正殿、北殿、南殿など7つの建物は全焼した。出火原因は何なのか。火元は正殿と見られるが、中庭ではイベントのフィナーレの準備が行われていて、作業は午前1時に終わり、警備員は鍵を閉めたという。出火はその1時間半後だったが、出火場所は中庭ではなく、正殿内部だった。
消防局によると、正殿の火災報知器が作動したのは午前3時40分だが、その6分前に防犯センサーが何か動くものを感知していたという。警備員は本社からの通報で駆けつけたが、消火器で消そうとした。延焼を防ぐためのドレンチャーという水を吹き出す装置があったが、作動させなかった。スプリンクラーはなかった。
司会の加藤浩次「イベントの準備とは、何ですか」
現地にリポーターの阿部祐二がいた。「照明器具の設置です。火は使ってません。火気厳禁の場所でした」
寺院などに多い「電気火災」ネズミが電線かじって出火
東京消防庁の元署長の高野甲子雄さんは可能性は3つという。「電気火災」「動物」「放火」だ。電気火災は、ネズミなどが電線をかじって裸線になったところにホコリが溜まるなどで、寺の火災に多いという。今回、火の回りが早かったのは、建物が乾燥しており、隣接して軒を連ねていたところへ、風が強かったことをあげた。
玉城デニー知事は「政府、県民、国民、世界のウチナンチュー(沖縄人)の協力を得ながら、復元に全力を尽くします」と語った。
加藤「日本の歴史の中でも大切なものですからね」
近藤春菜キャスター「応援したいです」