〈スカーレット〉(第30話・11月2日土曜放送)
お父ちゃんから緊急の電話!「すぐ帰ってこい」って信楽でなにがあったのか

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   再会した草間宗一郎(佐藤隆太)から、生き別れた妻が別の男と店をやっていると衝撃の事実を聞かされた喜美子(戸田恵梨香)は、心なしか小さくなった草間の姿に胸が詰まる思いだが、「晩ご飯に行きたいところがある」と、うたごえ喫茶「さえずり」から連れ出した。

   「ほな、行きましょう!」というと、喜美子はずんずんと商店街を歩いていく。妻のやっている店に向かっていると知った草間は、慌て「ダメだよ、キミちゃん」と止めるが、喜美子は聞かない。「とやー、とやー」と掛け声をかける喜美子に背中を押され、店の近くまで来てしまう。

   妻を見かけたとき、声もかけずにその場を去ったという草間に、喜美子は言う。「ほな、顔も合わせへん。まんま? 何も言わへん。まんま? ずっと探してたことも? このままでええんですか」

   草間「何度も何度も考えて、それでもういいって」

   喜美子「ええわけないでしょ。そんなの、草間流柔道の名に恥じるわ」

草間は妻が男とやっている店に手紙と離婚届を置いて出た

   喜美子の真剣な表情に草間の心は動かされ、2人はこじんまりとした店に入った。妻は草間に気づいて目を見開くが、草間は何事もなかったように食事を注文する。ちゅう房にいる男の姿は見えない。

   「何があっても、何が起こっても黙っていて」と事前に草間から言われていた喜美子は、いつ修羅場が始まるかと、ただドギマギしているしかない。

   食べ終わった草間が、レジで勘定を払おうとしていると、常連の客が妻に「つわりはどう?」と聞き、草間の手が一瞬止まった。喜美子は悔しくて、悲しくて何か言ってやりたいが、それはできない。2人はそのまま店を出た。

   店ではテーブルを片付けていた妻が、「幸せに、宗一郎」と書かれたメモと一緒に置いてあった離婚届に気づき、声を出さず涙していた。

   その翌朝、喜美子は信楽にいる父・常治(北村一輝)から「すぐに帰ってこい」と、緊急の電話を受ける。(NHK総合あさ8時)

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