東京オリンピックのマラソンと競歩を予定通り東京で開催するか、熱暑を避けて札幌に移すか、きょう30日(2019年10月)から始まるIOC調整委員会で決まる。
日本テレビの都庁・東京五輪担当の中丸由子記者は、小池百合子都知事の怒りは蚊帳の外に置かれたことだという。IOCは開催地変更を組織委員会の森喜朗会長に伝え、そこから橋本聖子五輪担当大臣、北海道、札幌市、一部の都議に連絡がいったのに、知事はまったく知らされていなかったのだ。
日本オリンピック委員会の元参事の春日良一さんは、「IOCは組織委員会に言えば、東京都にも伝えられると考えたはずです」という。ということは、森会長が小池知事に言い出しにくかったか、意地悪したかだろう。
日本代表選手たちは「札幌に変わってもしっかり準備するだけ」
春日さんはもはやIOCの決定を覆すことは難しく、「(開催地を札幌に変える)決定は、気温、湿度、地球温暖化など科学的、客観的なデータに基づいて分析した上で仕方なく出したもの。それをサポートする方向に行ったほうがいい」と話す。
マラソン代表に内定している選手たちは、「どのような状況においても力を発揮できるよう練習を重ねていきたいと思います」(中村匠吾選手)、「もし札幌市での開催になったとしても、しっかりと準備し、レース本番で全力尽くすことに変わりはありません」(鈴木亜由子選手)とコメントしている。
近藤春菜キャスター「『気持ちを切り替えて頑張るのみ』と選手たちは言っています。だったら、早くコースや時間を決めてあげてほしいですね」
司会の加藤浩次「もめて長引くのが一番困るもんね」