湘南の河川敷を縦横無尽に動き回る野良カピパラ、台風から生き延びたが今いずこに

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   動物園の人気者、世界最大級のネズミの仲間カピバラが今、神奈川県湘南地域の河川敷で相次いで目撃されている。飼い主から逃げ出した「野良カピパラ」だ。

   最初の目撃情報は今年(2019年)6月26日に藤沢市にある川付近、7月8日には茅ヶ崎市駒寄川の川沿い、9月6日に寒川町、9月9日には茅ヶ崎市小出川に現れた。10月10日に飼い主と連絡が取れ、保健所がワナを仕掛けたが、12日に台風19号が上陸。その後小出川付近から姿を消した。

   「スッキリ」の大竹真リポーターが小出川河口付近を訪れたが、カピバラの姿はない。「このあたりで頻繁に目撃されたそうです。食べる草が豊富にあり、カピバラにとってはまさに楽園と言えるかもしれません」と大竹リポーター。傍らの木には「噛まれたりする可能性もありますので、カピバラにむやみに近づかないでください」という張り紙がある。

「カッピー」という名前もついて地元の人気者に

   近くの公園を管理している男性は「夕方になると(この辺で)のんびりと草を食べていた。みんなが楽しみにしていて、橋の上からその様子を見ていた」と話す。すっかり人気者になったカピバラは、「カッピー」と呼ばれ親しまれていた。

   「川の氾濫で流されていったのか」と思いきや、台風が去った後の17日には1.5キロ離れた平塚新港で釣りをしていた男性がカピバラを目撃した。男性は警察に連絡したが、カピバラは警官が到着する寸前、川に飛び込んで逃げてしまった。「大きさは1メートルくらいでイノシシほどあった。フゴーッって言って(堤防から)川に飛び降りていきました。あれはちょっと怖かった」と話す。

   目撃情報をつないだ総移動距離は14キロ。結構な距離を動いている。おとなしそうに見えるカピバラだが、実はけっこう足が速い。新江ノ島水族館のカピバラ担当、大下勲さんによると、「逃げられたら我々の足じゃ追いつかない」ほどで、資料映像では草原を大型犬のごとく突っ走るカピバラが確認できる。

   結局カピバラを見つけることができなかった大竹リポーター。「どう移動しているのか...。もう分かんないっす!」とお手上げ状態だ。

   近藤春菜(お笑い芸人)「動物園で見ると何時間でもぼーっとしていて、お湯に入るのが大好きで、全然動かないイメージだったので、ここまでの距離動けるっていう驚きがあります」

   司会の加藤浩次「(資料映像を見て)このダッシュ、ビックリするよね」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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