酒田圭介(溝端淳平)と泉田あき子(佐津川愛美)の交際が始まり、酒田はデートの練習だと言っては、たびたび喜美子(戸田恵梨香)に相手役を務めさせた。あき子も愛犬のゴンの散歩で毎日のように荒木荘の前を通る。嫌でも恋敵でもあるあき子と顔を合わせなければならない。そんなとき、あき子は「こんにちは。今週も圭介くん会うんよ」と無邪気に言う。
喜美子は自分の気持ちをひた隠して笑顔を作る。「聞いてます。関西百貨店に買い物に行かはるって」
あき子「圭介くん、なんでいちいちあなたにゆうんやろ」
あき子はあきこで喜美子のことを意識しているようだった。「あっ、いえ、お昼ごはんはいらんていわれましたんで」
あき子は「女中やもんね。予定伝えとかなあかんのね」と嫌味たっぷりに言って、去っていった。
「キミちゃんのことは妹みたいに大事に思うてる」と言い残して・・・
しばらくして、酒田は荒木荘を出て学校の寮に移ると言い出した。小児科医になるために、国家試験に向けて勉強に集中したいという。喜美子のことであき子とケンカしたのだ。
あき子「女中なんかと、親しすぎやわ。頼りすぎや」
酒田は「女中、女中いわんといてくれ。キミちゃんは妹みたいなもんや」と言い返すが、あき子は荒木荘を出てほしいと泣きついた。
酒田は「あき子がここを出てほしいゆうから。出ることにした」と正直に話した。そして、「キミちゃんのことは妹みたいに大事に思うてる」という。
喜美子「ありがとうございます。うちも圭介さん、大好きや」
喜美子の初恋は終わった。(NHK総合あさ8時)