千葉・福島に記録的豪雨!小学校、スーパー、駅、会社...あっという間の洪水で街中に陸の孤島が多発

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   先週25日(2019年10月)に東日本に近づいた台風21号がもたらした記録的豪雨。21の河川が氾濫し、各地で土砂崩れが発生、28日朝の段階で千葉県と福島県で死者10人が確認され、2人が行方不明となるなど被害が相次いでいる。

   その時いったい何が起きていたのか。とくダネ!では防犯カメラや視聴者提供の映像を入手し、豪雨災害の真相に迫った。

クルマに閉じ込められると命取りに、対策はコレだ

   一宮川が氾濫した千葉県茂原市では、正午頃に防災無線で避難を呼びかけている。これを受け、市内の大型ショッピングセンター「アスモ」は午後4時での閉店を決めたが、午後2時半には「すでに災害発生」を報じる警戒レベル5が発令されていた。店では車を高い位置の駐車場に移動するとともに、客を2階に避難させた。店を出ようとした客も浸水を見て店内に引き返し、結局150人が店内に孤立した。店では午後6時、全員に食事を配り、寝床を提供。結局客が帰宅できたのは、水が引き始めた翌日午前6時頃だった。

   千葉県では他にも小学校や駅の構内、会社、老人ホームなどでと、身近な場所での孤立が相次いだ。道路が通行止めになり、豪雨の中で7時間立ち往生したドライバーも。千葉県山武市では、日本に2台しかない水陸両用車が、幼稚園で孤立していた園児たちを救出した。

   小倉智昭キャスター「ちょっと買い物にという感覚で出かけて、突然孤立したわけでしょ。雨が降ると予報でわかっていたにしてもそんな一気に来るとは思わないですよね」

   和田隆昌さん(災害危機管理アドバイザー)「冠水している道路を歩くと、側溝や蓋の開いたマンホールの他、倒れた自転車なども見えず、足を取られることがある。流れがある場所では水が腰の高さ、坂道は膝の高さになると歩くのは危険。自動車での移動は、センターラインや道路上の標識が見えなくなった時点で危険。水深が30センチ越えるとエンストの可能性があるだけでなく、車が浮いて流されたり横転したりする」

   小倉キャスター「自動車は電気系統がやられると、パワーウインドウやドアロックが作動しなくなる」

   和田さん「浸水箇所を通過する際は、窓ガラスを割る器具の用意、ドアのロックを外しておく、脱出できるよう窓を開けておく、シートベルトを外しておくなどの必要がある」

みっちゃん

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