菅原一秀経産相の「違法香典」動かぬ証拠!週刊文春が現場をスクープ撮
菅官房長官の側近中の側近、菅原一秀経済産業相の「有権者買収」疑惑は、ついに週刊文春が、公設秘書が菅原の地元の支援者の葬儀で、菅原の代理として「香典袋」を出しているところを写真に収めた。10月17日の夕方6時過ぎ。中には2万円入っていたという。
今国会で焦点になっている菅原の政治資金規制法違反だが、自民党は菅原を出したくなくて、開催拒否をしている。動かぬ証拠の前には、どんな詭弁を弄しても、逃げ切るのは難しいだろう。
菅原は有権者を3ランクに分けているという。香典は最高ランクが2万円。その際は、亡くなった有権者の家に「枕花」を届けるそうだ。お祝いには胡蝶蘭。年号が令和に代わった時は、「平成」「令和」と印字されたリンゴを贈ったという。
<「秘書が香典を代理で持参した場合、選挙の有無にかかわらず、公職選挙法に定められた『寄付の禁止』に抵触する可能性がある」(神戸学院大学法学部・上脇博之教授)>
「供花や枕花は本人が葬儀に参列するかどうかは関係なく、公選法で禁止されています。(中略)公選法は、票をお金で買うことを禁止しているのです」(同)>
こんなイロハのイがわからない代議士が重要閣僚にいるなんて、この国はどうなっているのか。
行政府の長である安倍晋三首相が、国会答弁で「私は立法府の長」といってしまうのだから、下は上を見て育つ。まあ仕方ないか。(文中敬称略)