今年(2019年)最強といわれる台風19号が、12日(2019年10月)からの3連休に関東を直撃するか可能性が強まっている。気象予報士の河波貴大は「日本列島がすっぽり入ってしまうぐらいの大型の台風です。中心付近には目もくっきりとしています。それだけ危険な台風なんです」と語る。
司会の羽鳥慎一「今回は、雨と風、どうなんでしょうか」
河波「両方とも警戒が必要ですが、とくに風は危険です」
去年(2018年)9月、西日本を襲った台風21号は関西国際空港で最大瞬間風速が58.1メートルを記録した。今回の19号はさらに強風で、上陸直前に65メートルと予想されている。
羽鳥「19号も停電を引き起こす恐れがあります」
去年の21号のときの停電件数は240万戸、今年9月(2019年)の15号は57.5メートルで93万戸だった。65メートルではより大規模停電の恐れもある。
千葉は連発被災!ブルーシート吹っ飛び鉄柱はめり込む
1か月前に台風15号で大きな被害を受けた千葉県館山市布良地区の家々は、まだブルーシートに覆われている。すでに、紐が切れたり、土嚢が落ちたりしてめくれている箇所が目立つ。市役所にシートの張り替えを頼んでも、19号に間に合うかどうかわからないという。雨漏りも日ごとにひどくなっている。
60代の男性は「台風がどこまで小さくなってくれるか、それだけが頼りなんです」と話す。
ゴルフ練習場の鉄柱が倒壊した市原市では、今も手つかず状態だ。住民たちは「時間経過とともに損傷が発生している」「鉄柱がどんどん家に潜り込んでいっている」と不安を募らせている。