選手との確執が明らかになった全日本テコンドー協会は8日(2019年10月)に理事会を開き、岡本依子・副会長と髙橋美穂・理事が金原昇会長ら理事16人の総辞職を提案したが、審議もされなかった。6時間に及んだ理事会の終了間際には、髙橋理事が過呼吸になり救急搬送されるというハプニングもあった。
金原会長は理事会後、独裁体制について改めて否定し、総辞職の提案については「岡本理事と髙橋理事からは『みんなで辞めて、責任をとるべきだ』と話がありました。彼女たちは『辞めたい』と。しかし、『強化体制をしっかり決める時期に辞めるのは非常に無責任だ』という意見も出てきた」と話した。「そもそも、総辞職に関する審議は理事会の規定でできないことになっている」と説明した。
けさは怯えた表情で「会長にウソ、イメージが悪くなると・・・」
金原会長から8日放送の「スッキリ」での発言について、「協会のイメージが落ちるような偽りの発言はしないように」と注意を受けたという岡本理事は、そのせいなのか、けさ9日の出演では、時折、言葉を選ぶような、発言を躊躇するような様子を見せた。
司会の加藤浩次に髙橋理事が過呼吸になったことを聞かれると、「すごいストレスだったと思います」と涙を浮かべた。でも、それは私の主観だから・・・。会長にウソと、イメージが悪くなると(言われてしまう)」と怯えた表情を浮かべた。
加藤が「そこは気にしないていいので」と促すと、「かわいそうで・・・。美穂さん(髙橋理事)はずっと違うと言っているのに、聞いてもらえないし、理事会は感情的になる場所ではなのに、酷いと思いました。本当に、酷いと思いたくなかったのですが、酷かった」と話を続けた。