イギリス王室のヘンリー王子は妻のメーガン妃に対するネガティブキャンペーンに業を煮やし、メディアに宣戦布告した。「数年前から電話を盗聴されていた」として、大衆紙の「サン」と「デイリーミラー」を提訴した。王子が訴訟を起こすというのは、極めて異例だ。
ヘンリー王子は声明文の中で「非常識な報道活動はこの1年間でエスカレートしていきました。私たちは平静を装い続けてきましたが、それがどれほどつらかったのかは言い表せません」としている。ツイッターでは「私の一番の恐怖は、歴史が繰り返されるということです。母を失い、今度は妻が同じ力の犠牲者になっているのを目のあたりにしています」と、パパラッチに追いかけられて事故死した母ダイアナ妃に現状を重ねて訴えた。
メーガン妃も「絶縁状態にある父親に送った手紙を勝手に新聞に掲載したのは違法」として、別の大衆紙を提訴した。
サン側は「ならず者王子」と反撃
サン紙は「ならず者王子」という見出しで反論している。「ヘンリー王子が独断でマスコミを攻撃」「チャールズ皇太子とウィリアム王子に事前通告なし」などと報じ、全面戦争の様相を呈している。
デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「チャールズ皇太子なんて、50年間も言われっぱなしでも我慢しています。たしかにいじわるな記事もありますが、今回は極めて個人的な怒りでやっていて、いかがなものかと思いますね」
司会の小倉智昭「メーガンさんが、国民にまだ受け入れられていないということなのかなあ。日本では皇室とメディアが対立するというのは、ちょっと考えられません」
古市憲寿キャスター「訴えたいと思っている人はいるかもしれませんけどね」