釣り船で漂流男性を救助したお手柄高校生、ラッキーな救出劇の3つのポイントは

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   8月14日(2019年)午後、新潟市の新潟西港沖で男女5人が乗るプレジャーボートから海に飛び込むなどして遊んでいた男性3人が潮に流される事故が起きたが、このうち1人を釣り船で救助した高校3年生の吉田将輝さん(17)が、10月4日(2019年)に 新潟海上保安部から表彰された。荒波の中での救出ポイントは何だったのか、とくダネ!はお手柄高校生を直撃取材した。

釣り仲間の友人と釣り船で救助に

   事故当時、台風10号の影響で日本海は荒れていた。そんな中、プレジャーボートから飛び込んで遊んでいた男性2人が潮に流されてしまい、救助に向かった男性も行方が分からなくなった。船に残された女性は知人の吉田さんに「沖で人が流された。船の操縦を教えて」とSOSの電話をかけた。

   2級船舶操縦士の免許を取得していた吉田さんは、午後5時過ぎに釣り仲間の清野順大さん(20)とともに祖父の釣り船で救助に向かった。出港から40分後、吉田さんは沖合10キロの海上でプレジャーボートを発見したが、現場はすでに薄暗く、波も高い状況だった。 しかし、現場が自分の庭のような海で潮と風の流れを読んで捜索できたこと、流される男性が立てる不審な波を見つけたこと、2人で現場に向かって操縦と救助の役割が分担できたという3つのポイントが幸いし、10分後に男性1人を無事救助することができた。吉田さんは海上保安部にも連絡、その後1名が救助された。しかし、残る1人の行方は今もわかっていない。

   お手柄の孫を「立派になった」と語る祖父の吉田栄司さん(70)だが、将輝さんは「海って怖いな、なめてると本当に死ぬんだな」と気を引き締める。

   小倉智昭キャスター「たまたま友達が漁師の息子で船に乗れたというのが不幸中の幸いだったが、(流された男性たちは)ちょっと海をなめすぎたのかな」

   三田寛子(女優)「私も2級船舶免許を持っていて人命救助も習うが、なかなか難しい」

姉妹サイト