中東のドーハで開かれている陸上世界選手権で6日(2019年10月)、男子400メートルリレー決勝で多田修平、白石黄良々(きらら)、桐生祥秀、サニブラウン・A・ハキームの日本チームが37秒43のアジア新記録で銅メダルを獲得した。
司会の国山ハセン「仲間の一言が好タイムにつながりました」
進化型のアンダーハンドパス
それはバトンタッチのことだ。日本チームは予選を3位で通過し、決勝進出を決めた後、桐生がサニブラウンに「安全策はやめてくれ、絶対に(バトンを)渡すから」と話しかけたという。腕を大きく伸ばしてバトンを受け渡す「進化型アンダーハンドパス」をやろうという意味だった。
選手間の間隔を開けてバトンタッチすることで「伸ばした分だけ走らなくてよい距離ができる」(北京五輪リレー銀メダリストの塚原直貴さん)ため、タイムを速められる。
4選手の100メートル合計タイムで比べると、優勝した米国チームと日本チームの差は0秒69あったのを、リレーでは0秒33まで縮めた。青山学院大陸上部の原晋監督は「(バトンを受け渡しする)双方の選手のスピードが上がり、手も伸びていました」と評価する。
キャスターの立川志らく「わかりやすいね。いまに世界的にやるようになる。娘の運動会でもやるかもしれない」
国山「見事なバトンパスでした」
森井じゅん(公認会計士)「信頼関係があるからできたのですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト