アマゾンは「やらせ」と分かったら即削除
中国人出品者がインタビューに応じた。深センに本社がある家電メーカーの日本支社に勤める女性で、中国人留学生や日本人を使って数百件のレビューを書き込ませたという。女性は「レビューは形を変えた広告ですよ。なぜなら、日本人はレビューがないと商品を買わないから。食事でも、宝くじでも、行列が長いほどそこに行きたがるのよね。自分で判断する意識が低い」と開き直られた。
武田真一キャスター「見くびられたものですねえ。ネット通販は信頼が基盤だと思いますが、それを揺るがす行為は本当に憤りを感じます。仕組みとして、やらせレビューを防ぐ方法を考えるべきではないでしょうか」
もちろん、アマゾンは対価を目的としたレビューを禁止し、やらせとわかると削除している。慶應大の宮田裕章教授は「急速に進化した多言語翻訳で、非常に見分けがつきにくくなっている」と指摘する。
これらは商品を持ち上げる「あげレビュー」だが、ライバル商品を貶める「さげレビュー」も横行しているという。
*NHKクローズアップ現代+(2019年10月2日放送「追跡!ネット通販 やらせレビュー」)