香港政府がきょう4日(2019年10月)、「マスク禁止法」を公布、デモや集会で顔を覆うマスクの着用が禁止しなる。民主運動を押し込める狙いだが、デモを主催する団体は「覆面禁止 警官隊からするべし」とSNS上でメッセージを出し、デモ参加者も「多くの人はマスクをし続けると思う」と反発している。
禁止の対象となるのは、マスクのほか、目出し帽、ガスマスクなど。香港政府の狙いについて、拓殖大学海外事情研究所の富坂聰教授は「顔を隠すことを禁じることで、デモ参加者の抑止効果を狙っているのでしょう」と説明する。
マスクをして複数で散歩をしているだけで、取り締まりの対象になる可能性があるという。
香港政府の手詰まりを象徴
司会の小倉智昭「顔が隠れているからやってしまう過激な行為を抑えるという狙いでしょうが、取り締まりの口実として、マスク禁止法を作ってしまう香港政府、どう思いますか」
鈴木啓太キャスター(サッカー元日本代表)「表現の自由という意味で、マスクをしてはいけないと法律で禁止するのは、どうかと思います」
伊藤利尋アナウンサー「デモ隊側からすれば、顔認証で人物が特定されるという監視社会に対する新たな反発もあるでしょうね」
文
キャンディ| 似顔絵 池田マコト