<スカーレット>(第5話・10月4日金曜放送)
授業中に絵を描き「女に学問は必要ない」と悪びれない喜美子!びっくりした級友の照子が父親に告げ口しているところに・・・

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   喜美子(川島夕空)はお金がなくて、紙芝居を見ることができない。それならばと、自分で紙芝居を作ろうと考えた。陶芸家の慶乃川善(村上ジョージ)からもらったわら半紙に絵を描いていると、居候の草間宗一郎(佐藤隆太)に「うまいね」と褒められた。

   得意になった喜美子は、学校に行くのも忘れるほど絵描きに夢中になり、授業中にも描いていた。さすがに、先生からとがめられたが、父の常治(北村一輝)の口癖「女に学問は必要ない。勉強できへんでもかまへん!」と開き直り、みんなを唖然とさせた。

   それを聞いた同級生で信楽一の窯元の娘、熊谷照子(横溝菜帆)は、常治のいる前で父親に告げ口してしまう。常治は大いに恥じたが、それをきっかけに、照子が喜美子に勉強を教えることになった。常治もその話に飛びついた。照子の上から目線の物言いが苦手だった喜美子は、複雑な気持ちになる。

草間は喜美子に手紙を残し信楽を去った

   それからしばらくして、草間が信楽を去る日がやってきた。草間は常治・マツ(富田靖子)夫婦に深々と頭を下げると、「これ、キミちゃんに渡してください」と一通の手紙を渡した。月明りの下、喜美子はその手紙を読んだ。

   「きみ子様江、心に栄養をいただきました。有り難う。またいつかお逢いできる日がくることを祈って。さようなら。草間宗一郎」

   読めない字もあったが、手紙をみつめ、喜美子は何度も涙をぬぐった。これほど寂しく感じたことは今までなかったからだ。(NHK総合あさ8時)

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