織田信成さんが母校・関大の監督を辞任「嫌がらせやモラハラがあった」とブログで説明するが大学は...

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   プロスケーターの織田信成さん(32)が29日(2019年9月)、母校・関西大学のアイススケート部の監督兼コーチを辞任した理由について「嫌がらせやモラハラを受けたため」とブログで告白した。これに対し、大学側もコメントを発表したが、両者の主張は食い違っている。

   2013年の引退後、解説者やタレントとして活躍していた織田さん。2017年に関大の監督に就任した際には「スケート以外にも色々活動はあるが、週に5回はしっかりアイスアリーナの方に足を運ぶことができているので、両立できる」などと話していた。

   しかし9月9日(2019年)に突然、辞任を発表。一部報道では織田さんの「多忙」を理由に挙げていたが、織田さんがこれに反論。「辞めた本当の理由はリンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになり、辞任するまでの3か月間リンクに行く事が出来なくなった事と、それに対する関西大学の対応が誠意あるものに思えなかったからです」とした。

キャンベル「大学の態度はあまりに冷たくて不誠実」

   一方の関大は9月30日、「織田信成さんの事情を踏まえて慎重に対応してきたつもりですが、ご本人の理解を十分に得られなかったことは大変残念であります」とコメントした。

   関係者によると、織田さんはコーチの1人から精神的苦痛を受けていると繰り返し訴えていた。4月(2019年)から体調不良を起こしていた織田さんと大学は7月に話し合いの席を持った。しかし織田さんによると、大学からは2か月たっても何の報告もなく、諦めの気持ちで辞意を伝えるとすぐに承諾されたという。

   大学側はスッキリの取材に対し、「聞き取り調査を実施したが、嫌がらせやモラハラは確認できず、報告内容と織田さんの体調を考慮してタイミングをはかっていた」と説明している。

   箕輪厚介(編集者、実業家)「普通の感覚からして、嫌がらせ・モラハラを全く受けていない人が『受けた』とブログに書くとは考えにくい」

   ロバート・キャンベル(東京大学名誉教授)「(大学側が)2か月間何も報告せず、ブログを受けて初めて『調査では何も見つからなかった』と言うのは、誠実ではないです。知名度もある織田さんは大学にとって価値ある、大切な人材だったはず。良い時には監督・コーチに採用しておいて、うまくいかない時に放置して親身になってあげないというのはどうなのかな、と思う」

   司会の加藤浩次「こういった場合、周りの人間は自分が排除される可能性もあるから口をつぐんでしまう」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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