先月19日(2019年8月)、鹿児島市の山中で見つかった白骨死体と、13年前に行方不明になった志布志市の女子高校生・野添希望さんのDNAや歯形が一致した。司法解剖で死亡したのは1年ほど前と判明、それまでどこでどうしていたのか。
野添さんが姿を消したのは2006年4月で、高校3年の17歳だった。家族は父親と妹、弟との4人暮らし。夜、家を出て行く物音を家人が聞いていた。携帯電話や現金を持って行ったこともわかっている。
その後、「元気でいる」というメールが何回か来たほか、離婚して家を出ていた母親にも同様のメールがあったという。メールには、家族しか知らない情報があったといい、本人からのものと考えられていたが、消息につながるものはなかった。
この12年間どこで何をしていたのか
白骨死体が見つかった場所と野添さんの自宅は、直線距離で40キロと決して遠くない。取材した阿部祐二リポーターによると、野添さんが家を出たのはSNSで知り合った人と会うためだったという話もあるという。家族は家出と考えて、親族の間でも話題にするのを避けていたという。事件と結びつけることはなかったらしい。
公開されたのは高校生当時の写真だが、特徴がはっきりしているので、「その女性なら知っている」という人が出てくる可能性は強い。
司会の加藤浩次「どこから事件になるのかなあ」
菊地幸夫(弁護士)「死体からは、栄養状態もわかります。監禁されていたのかどうか。ただ、20歳代を鹿児島周辺で過ごしたのなら、必ず目撃者がいるでしょう」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト