川崎市の「開かずの踏切」毎朝遮断機をくぐり抜ける人が数百人! 事故が起きてからでは遅いぞ

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   神奈川県川崎市にあるJR南武線平間駅踏切で毎朝、警報が鳴る最中に人々がいっせいに遮断機をくぐりぬける状態が続いている。モーニングが通勤ラッシュ時にかぞえると、35分間で276人が強行突破していた。

   黄色と黒の横棒をつかんでくぐる人、すり抜ける自転車、飛び越える外国人もいる。「まったく躊躇がありません。1人が入るとつぎつぎに。隣接する駅ホームに電車がいても入ってきます」と岡安弥生リポーターが伝える。

立体交差の計画はあるが、完成予定は21年後

   司会の羽鳥慎一「開かずの踏切ですが、ここはちょっとひどいなあ」

   この駅にはラッシュ時、2分間隔で電車がとまるが、改札は駅の東側に一つだけ。このため住宅や工場が多くある西側との間をつなぐ唯一の踏切で強引な行き来が続く。雨でも晴れでも、後を絶たない。駅の一方にはすぐ近くに住宅地があり、川崎市は「改札を設けるのはむずかしい」という。

   市は歩道橋へ迂回することを勧めるが、駅まで500メールもあり、岡安リポーターが行ってみると「4分49秒かかりました」。自転車や乳母車は上がれない造りでもあり、閑散としていた。

   立体交差の計画はあるものの、完成予定は21年後の2040年ごろだ。住民からは「(立体交差の計画は)40年前から聞いている。本当にできるの?」との声も上がる。

   青木理(ジャーナリスト)「30分待てといわれたら、僕もたぶんくぐっちゃう。何とかしないと事故が起きてからでは遅い」

   菅野朋子(弁護士)「うちの近くにも踏切はありますが、駅に電車がずっと止まっているのが見えると、イライラします」

   羽鳥「すぐに手を打たなければと感じます」

   文・みっちゃん

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