男子高飛び込みで「天才」が現れた。きのう23日(2019年9月)、金沢市で行われた日本選手権で中学1年生の玉井陸斗選手(13)が史上最年少で優勝した。東京五輪でメダルの期待が高まる。
男子高飛び込みは1日に6本の演技を行い、その合計点で順位を争う。玉井は合計で498・50点となり、2位に72・95点の大差を見せつけた。このスコアは世界選手権4位相当の数字だ。
強さの秘密は並外れた腹筋と優れた体幹
玉井が脚光を浴びたのは今年(2019年)4月の日本室内選手権。男子10メートルでシニア大会にデビューし、12歳7か月の史上最年少で日本一になった。当時は身長143センチだったが、強さの秘密は腹筋だった。馬淵崇英コーチは「並外れた腹筋と優れた体幹によって、体がぶれることなく、垂直に入水できる」と分析する。
今回の優勝、本人は「別に最年少を狙って優勝を目指していたわけではありません。あと2点で500点(合計点)超えるところだったのでちょっと悔しい」と満足していない。今年(2019年)7月の世界選手権で金、銀、銅の外国人選手3人がいずれも500点を超えていたからだ。世界を目指しているのだ。
司会の加藤浩次「最年少とか、年齢は関係ないですね」
箕輪厚介(幻冬舎・編集者)「才能って、年齢制限がないですよね、それを教えてくれました。企業などでも若い人がいろんな世界で活躍できるといいですね」
来年(2020年)4月にワールドカップ(東京)で準決勝18位以内(日本人2位まで)に入れば東京五輪出場が内定する。
加藤「楽しみですね」