<なつぞら>(第150話・9月21日土曜放送)
「千遥、千夏。十勝に行こう」なつの提案に上京していた剛男お父さんは「じいちゃん喜ぶさ」と大はしゃぎ

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   神楽坂の料理屋「杉の子」に来た十勝の柴田牧場のお父さん剛男(藤木直人)は、なつ(広瀬すず)の妹・千遥(清原果耶)の離婚話がまとまり、さらに店も続けられることを知り安心したようだ。お母さんの富士子(松嶋菜々子)から託された風呂敷包みの中には、千遥が十勝に置いていったラベンダー色のワンピースが入っていた。千遥もずっと借りっぱなしだった、なつのシャツとオーバーオールを返した。

   千遥が父からの古い手紙をカウンターに置くと、剛男は「やっと3人に届いたんだな、この手紙が」となつ、咲太郎、千遥の顔をかわるがわる見ながら、しみじみとつぶやいた。剛男は3人の父親と戦友だったのだ。

   千遥が亡き父に供えるように、でき上がった天丼を手紙の横に置くと、「いただきます」とみんなも並んで天丼を食べ出した。

   「千遥、千夏ちゃん、夏休みになったら十勝に行こう」となつが提案すると、剛男は「したら、じいちゃん喜ぶさ。千遥ちゃんのこと誰よりも心配してたから」と大はしゃぎだ。剛男によると、今年91歳になる泰樹(草刈正雄)は、このところとても穏やかだそうだ。泰樹が大の医者嫌いだったことを思い出し、なつは健康を祈った。

忙しいなつを応援するためにお母さんの富士子も東京へ

   剛男はその晩、なつの家に泊まることになった。なつが居間で原画の直しをしていると、なつの娘・優(増田光桜)を寝かしつけた剛男がやってきた。寝る間もないほど働いているなつを見て、「大変なんだなあ」とつぶやく。なつの夫の坂場一久(中川大志)も、ずっと会社で寝泊まりしているという。

   なつ「気づくと、優をせかしてばかりいるの。優のためには、こんな生活を変えなきゃいけないんだけど、今はどうしようもなくて」

   罪悪感を持っているようだ。剛男は「優にはその気持ち、なつの愛情は伝わっているさ。優を信じろ。親にできるのはそのくらいのことだ」と優しく言った。

   翌朝、剛男が目を覚ますと、なつは朝食の支度をしていた。多忙を極めるなつの暮しに、剛男は心配になった。北海道に戻った剛男は、もうすぐ小学校に入る優のために、なつが家政婦を探しているとみんなに報告した。すると、泰樹が富士子に「お前、行ってやれ。なつを助けてやれ」と言い出した。

   アイスクリーム店の開店を目指していた富士子が戸惑いの表情を浮かべると、剛男も「アイスクリームを売るのは夏だべ。それまでになつの仕事も終わるんだべさ」と促す。「分かりました」。富士子は上京することを決めた。(NHK総合あさ8時)

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