全日本テコンドー協会主催の強化合宿を、五輪代表候補28選手のうち26選手がボイコットした。何があったのか。元強化コーチの榊原圭一さんは「選手もよく声を挙げたと思う。僕ら大人として助けてあげなきゃという気持ちになった」と語る。
「簡単に言ったら、(金原昇会長の)恐怖政治ですよ。ちょっと気に食わないことがあると、『もう次から来なくていいよ』ですからね。今いる強化スタッフより、選手経験もあり、国際大会でもメダルを取っている優秀な方はいっぱいいるんですが、ほとんど協会に残っていません」
埼玉県テコンドー協会の鳥越恒一副会長は、テコンドーの国際組織「WT」に調査を依頼した。選手が合宿をボイコットしたのは、強化コーチの指導力不足が原因で、競技環境の改善や協会の運営実態の解明を求めている。
いつもおカネがらみの問題競技団体
これにたいして、協会幹部は「問題を大きくしようとしている。焦点が違う。(組織の)中で解決すべき話で、外でやるから物事が分からなくなる」と反発は強い。
高木美保(タレント)「テコンドー協会って、出てくるときは必ずお金の問題を抱えていますよね。内閣府から2012年と14年に改善しなさいと言われているにもかかわらず、今回も助成金の使途で告発されているんですよね」
司会の羽鳥慎一「協会は来月(2019年10月)1日に選手たちの協議会を開き、話を聞くと言っているのですが、遅いですよね」
オリンピックまでもう1年を切っているのに、選手たちから話を聞くのは10日以上も先とはねえ・・・。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト