家事はすべて「1時間でできる」 有名企業男性役員ツイートに女性ら「ナメるな!」と大激怒

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   有名企業男性役員のツイッターでのつぶやきが、世の女性たちの反感を買っている。「ウチは子供3人いて3週間くらい妻が海外に行ってたけど、俺の1日の家事時間、掃除、洗濯、食事、子供のお弁当の用意(3分で済む)など全部で1時間くらいだったけどw」と豪語。

   さらに、「12歳未満の子どものいる女性の家事(※実際は「家事」ではなく「育児」)が平均1日8時間って何やってるの?素朴に疑問。キャラ弁でも作っているの?」という挑発的な発言までしたのだ。

   このツイートは、国立社会保障・人口問題研究所が13日(2019年9月)に公表した「平日に妻が家事をする時間は1日平均4時間23分で夫の約7倍」「12歳未満の子どもがいる家庭では、妻の育児時間は1日平均8時間52分」という調査結果を受けてのものなのだが...。

炊事洗濯掃除だけじゃない!「名もなき家事」はカウントしてる?

   「ふざけるなって思います」(共働き30代、1日の家事3時間)、「ぶちギレる。1時間というのはナメてる。絶対ウソ」(共働き50代、1日の家事3時間)と「傷つきます」(専業主婦30代女性、1日の家事時間16時間)と街の女性たちはカンカン。司会の小倉智昭まで「ここまで書くのは異常。こんなこと言えないでしょ、普通」と不快そうだ。

   主婦たちから特に反感を買ったのが「子供のお弁当の用意(3分で済む)」という文言だ。男性役員は「サトウのゴハンをレンジでチンして2分。そこにふりかけかけて、自然解凍の冷凍食品詰めたら3分で終わりじゃ、ぼけー!」とコメントしている。

   確かにそれなら3分でも可能が、街の女性たちは「クオリティーだいぶ低いかも」(20代女性)、「子供が3人もいるんだったら買い物行く時間もあるし」(40代女性)と納得いかない様子だ。

   調査では、「献立を考える」「洗剤の詰め替え」「日用品や食材の不足分を確認する」など具体的な名称のない「名もなき家事」については、9割の家庭で妻は担当していることが分かっているが...。「(男性役員は)いわゆる炊事洗濯以外の、脱いだものを片づけたり、食べ残しを処理したり、ペットボトルを片づけたりというものをカウントしていないのだと思います」(20代女性)

   さて、このツイートでのもうひとつの炎上ポイントはお金を使っての家事の効率化についてだ。とくダネは、街の人30人を対象に毎日の家事の効率化についてアンケート調査した。

   まず、「弁当のおかずは冷凍食品」は「あり」が9人「なし」が21人。次に「夕食は外食と出前」は「なし」が30人。「あり」はひとりもいなかった。さすがに毎日外食はきついということだろう。

   「便利家電を使う」は「あり」が17人、「なし」が13人。高くて買えないという人が多いが、「家電ではなく妻の手でやってほしい」という旦那さんもいるとか、いないとか...。

   「買い物はネットスーパー」は「あり」が22人、「なし」が8人。「洗濯物は畳まない」は「あり」が3人、「なし」が27人だった。

   司会の小倉智昭「これはもうここ何十年ずっと言われている問題なので、ご家庭により考え方違うと思います」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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