<なつぞら>(146話・9月17日火曜放送)
妹・千遥が女将をつとめる神楽坂の料理店に出かけたなつたち・・・天丼の味に兄・咲太郎は泣き出した

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   なつがいま「大草原の少女ソラ」の制作にあたっているマコプロダクションを訪ねてきて、やっと再会できた妹の千遥(清原果耶)は、神楽坂の「杉の子」という料理店で、女将として働いていた。会いに来てくれるなら、客として来てほしいと言いう。、なつ(広瀬すず)と兄の咲太郎(岡田将生)はさっそく出かけることにした。

   咲太郎の妻の光子(比嘉愛未)、戦災孤児となった時に助けてくれた佐々岡信哉(工藤阿須加)、柴田牧場の妹・柴田明美(鳴海唯)も一緒だ。

   千遥は戦争孤児であったことを隠し、きょうだいがいることも隠さなければいけない事情があった。それを知っているなつたちは、はじめての客として接した。

   咲太郎「カウンターでもいいですか?」

   佐々岡「初めて来たけど、いいお店ですね」

   千遥「ありがとうございます。ご注文は?」

   咲太郎「料理は任せます。お若いですが、女将さんですか」

   千遥「私は料理人ですから」

   咲太郎「それなら、最後に天丼をお願いできますか。ダメですかねえ」

「これだよ、父の味だ」「違うよ、お母さんの味だよ」

   千遥の料理は手際よく作られ、どれも美味しい。なつたちは店員の上田(助川嘉隆)に、千遥のことは触れずに近況を話す。千遥は料理を作りながら微笑みながら聞いていた。

   咲太郎「隣に座っている彼女が、私の妻です」

   なつ「私は妹です」

   佐々岡「私は幼馴染です。この咲太郎って男は、こう見えて、社長なんですよ。テレビ漫画の声とかを担当する会社の社長です。だから、こんな美人な奥さんができるのです」

   咲太郎「そちらもご夫婦で料理人なんて、素敵じゃないですか」

   板前「私はただの板前ですよ。」

   千遥「主人は、店には顔を出さないんです」

   咲太郎が頼んだ天丼がやってきた。食べた咲太郎は涙を流し始めたではないか。

   咲太郎「これだよ、ずっと探していた天丼だよ。昔、料理人だった父と同じ味だ」

   なつ「お兄ちゃん、違うよ。思い出した。天丼をつくってくれたのはお母さんだよ。女将さんが天丼を作っているのを見て、思い出したのかもしれません」

   千遥は立派な料理人になっていた。それがなつは嬉しかった。

   なつたちが帰ったあと、千遥はなつから渡された手紙をこっそりと読んだ。それは父がくれた手紙である。最後になつが描いた絵があった。(NHK総合あさ8時)

姉妹サイト