ペットがもたらす「幸せホルモン」は倦怠期の夫婦にも有効
医療ジャーナリストの伊藤隼也さんは、愛するペットを置き去りにしないために必要なことを教えてくれた。まず「飼い始める時に自分の年齢とペットの年齢を考えること」。そして「終活でペットについてエンディングノートに記入しておくこと」と、「信頼のおける次の飼い主を見つけておくこと」。最近は「ペット信託」というサービスもあるという。
「ペットは本当にいい影響を与える。オキシトシンが出て幸せになるので、倦怠期の夫婦にも良い。認知症などへの効果も今後ますます進むと思います」と伊藤さん。
小児医療の現場でも犬が活躍している。「ファシリティドッグ」と呼ばれ、病院に常駐し、闘病による入院生活でストレスを抱える子どもに寄り添い続ける犬たちがいるのだ。しかし今のところ、日本で導入している病院は3つほどしかない。伊藤さんは「感染の問題などもあり、医療機関はどうしても犬を入れにくい文化がある。そういう文化を変えていかなくてはならない時代だと思います」と話す。
司会の小倉智昭「ペットと一緒にいると幸せになります。子はカスガイと言いますが、ペットの方がよほどカスガイです。従順だし。子どもは裏切ることもあるでしょ」
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ピノコ| 似顔絵 池田マコト