脅迫容疑で警視庁に聴取されたN国党の立花党首 若狭勝弁護士は「脅迫罪に当たります」

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   NHKから国民を守る党(N国党)の党首、立花孝志参院議員(52)がピンチに陥っている。「議員辞職するまでたたく」「しばく」「つぶしに行く」など、N国党にかつて所属していた東京都中央区議の家族に危害を加える内容の動画をYouTubeに投稿し、9日(2019年9月)、警視庁から脅迫容疑で任意の事情聴取を受けたのだ。

   立花氏が怒りをあらわにした動画を投稿したのは7月(2019年)のこと。N国党の公認候補として、4月の統一地方選で父親の二瓶文隆江東区議員とともに当選を果たした、二瓶文徳中央区議員が6月末、父親と共に無断で離党したことに腹を立て、「息子の方が25歳。こいつの方が将来あるんで、徹底的につぶしにいきます」「お母さん、彼女も知ってます。徹底的にこいつの人生つぶしにいきますからね」などと、文徳区議をターゲットに過激な発言を繰り返していた。

党員からも「政治家としてどうなの?」品位を疑う声続出

   また動画では、「たくさんの中から1人を見つけ出して、まずそいつを徹底的にたたき続けるんですよ。そうすると、ほかの人間も自分がたたかれるのが嫌だから立花のいう事を聞く」などという発言もしていた。

   とくダネの取材に対し、立花党首は自らの発言は「正当防衛だ」と説明。また、「脅迫するのが仕事っていうのは変ですけど、おかしな人におかしいっていうのが政治家の仕事」と、動画での発言はあくまで議員同士の議論であると主張した。

   党員たちはどう見ているのだろうか? とくダネがN国党の地方議員28人に緊急アンケートを実施した結果、「政治家としてふさわしくない二瓶文徳区議をぶっ壊すと言っているだけで、私からすれば『分かるでしょう』というレベルです」(大橋昌信柏市議)、「許さないという立場を取り続けることが我々の望んでいることでもあります」(国場雄大品川区議)と党首を支持する声もある一方、「正直、言い過ぎの部分とか、脅迫と取られてしまう部分があったのではないかという懸念はありました」(夏目亜季荒川区議)と「やりすぎ」を指摘する声もあった。

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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