台風一過のあとは猛暑日、都心で36度の予想「東北は今日いっぱい大雨、風に警戒を...」

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   コンパクトで強烈な台風15号は、9日(2019年9月)午前5時前に千葉市付近に上陸したあと茨城沖の海上に抜けた。

   ところが台風一過の置き土産として15号が運んできた南の暑い風で10日は東京都心で最高気温が36度、静岡、名古屋では37度、大阪、福岡でも35度の猛暑日が予想される。この猛暑日は明日(10日)も続くとみられている。

   千葉市付近に上陸した15号の猛烈な風は、一時千葉市内で最大瞬間風速が57.5メートルを観測した。時速にすると207キロという新幹線並みの強烈な風で、観測史上1位を更新した。

「30度前後の熱帯夜が予想される。熱中症に気をつけて」

   この15号の首都圏直撃でJR東日本や私鉄各社は前夜に、翌9日始発から計画運休すると発表していたが、5路線が乗り入れる千葉・船橋駅では午前8時から再開されるという誤った情報が伝わり、9日朝の通勤ラッシュ時には利用客が駅構内にあふれ一時、大混乱となった。

   またJR総武線の東千葉駅では、強風で駅ホームの屋根がめくりあがり線路上に覆いかぶさった。JRでは風が収まりしだい撤去作業に入るが、復旧のメドは立っていないという。

   もっとも、強烈な台風が首都圏を直撃した割には、大きな被害はなかった。

   気象予報士の河波貴大は「茨城県沖の海上に抜けた15号は、このあと福島県沖の海上を北東に向け進む予想だが、暴風圏の一部が福島や宮城県にかかり大雨や強風には引き続き警戒が必要だ」と話す。

   とくに置き土産の猛暑で、9日夜も30度前後の熱帯夜が予想される。河波は「湿度も高く、こまめ水分を取って熱中症には十分気を付けてほしい」と話している。

   

   モンブラン

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