貴景勝「東京原宿後援会長」なにかと評判よろしくないAKB48仕掛け人のあの人!?大関復帰大丈夫かなあ

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   9月8日(2019年)からの秋場所で、貴景勝が土俵に戻ってくる。大関に昇進したのに、2場所連続休場したため陥落してしまったが、今場所10勝すれば大関に復帰できる。だが、週刊新潮によると、どうやら完全回復とはいっていないようだ。勝負勘も薄れているという。

   先行き不安な貴景勝だが、そんな彼のタニマチに「反社」の人間がいると、週刊新潮が報じた。6月に行われた大関昇進祝いのパーティにも来ていた芝幸太郎(45)がその人だというのである。この人、あのAKB48を秋元康と創った人間で、48は芝の「シバ」から付けられたといわれる。そんな彼がなぜ反社なのか。

   彼は高知県に生まれ、地元の高校を卒業後、県内の企業に就職したが2か月で転職してしまった。その後、あの悪名高い「商工ファンド」に入り、営業成績第1位になるなど辣腕を発揮して、脱サラする。

   都内でエステサロンを経営してから、出入りしていた六本木の裏カジノの共同経営者になった。そこで儲けたカネを元手に、<「六本木の一室を借りて違法な闇金融を展開。その実態は多重債務者から金を騙し取るだけの"貸します詐欺"や"振り込め詐欺"でしたよ」(芝と親交のあった知人)>

   貸金業の登録をせず、月に1000件くらいの仕事があり、売り上げは億単位だったそうだが、法改正が行われると、再び裏カジノの経営に衣替えしたという。暴力団に入っていたことはないが、<「背中には立派な龍の入れ墨が入っていた」(かつての芝の仲間)>

   芝は、その後、AKB48の運営に参加し、原宿にあるビルにオフィスを構えているそうだ。そんな経歴の芝が「貴景勝 東京原宿後援会」の会長になっているのである。

   週刊新潮は、多重債務者やカジノに狂う人々を相手に得た利益でのし上がってきた芝は、<自らが過去を認めて清算しない限り、「反社」という烙印はどこまでも付いて回る>と書いている。

   暴力団の構成員でも、前科があるわけでもないようだから、反社と決めつけるのはいかがかと私は思うが、こういう人間が後援会長というのは、貴景勝にマイナスではあってもプラスにはなるまい。貴景勝の父親は、反社との付き合いを今も続けているのであれば、「即刻縁を切る」といっているが、どうなりますか。

京アニ新作のエンドロールに35人の犠牲者の名前も・・・事件直後に公表に待ったかけ首相官邸

   小泉進次郎の評判がガタ落ちである。次々に出てくる女子アナとの交際疑惑のためだけではないだろうが、政治家としての評判もこのところ芳しくない。「いまの小泉氏には人望が全くありません。国会改革でも、大きくぶち上げたはいいものの、ペーパーレス化の法案成立のための野党への根回しなどは先輩議員に丸投げ。ベテラン議員からは『組織がわかっていない』『お膳立てしてもらわないと政策が書けない』と評価は散々です」(政治部デスク)

   結婚の挨拶を菅官房長官のところへ先に行って、安倍首相を"ついで"にしたものだから、安倍を怒らせてしまったともいわれる。11日(2019年9月)に発表される内閣改造でも、さほどいいポストは来ないのではといわれているようだ。

   政治は一寸先は闇。まだまだ小泉進次郎は青いということだろう。

   ところで、京都アニメーションの放火事件の死者は35人だったが、8月2日に、京都府警が氏名を公表したのは10人だけだった。それに対して、メディアからも批判が起こり、25日後にようやく25人の名前を公表した。

   たしかに多くの遺族が、プライバシーが侵害される恐れがあるから公表しないでくれと申し入れをしていたことは事実だが、府警は原則通り、7月末には氏名を公表するつもりだったという。

   だが、超党派の「マンガ議連」の古屋圭司会長が菅官房長官に、慎重な取り扱いをしてくれと要請して、官邸→警察庁→府警へと指示が飛び、やむなく府警は発表を延期し、その後、一部だけ公表したと、週刊新潮が報じている。

   遺族の気持ちもわかるが、警察が恣意的に犠牲者を匿名、一部を公表をしないということを決めるべきではない。公表するかどうかを決めるのはメディアに任せるべきだと、私は考える。犠牲者が存在していたことの証になる、名前があってこそ悼むことができるという遺族の気持ちはもとより、警察が恣意的に匿名にすれば、<「後から検証ができないフェイク情報があふれることが危惧される。犠牲者の人生をしっかり伝えることなくしては、加害者が犯した罪の大きさも本当の意味で伝えたことにはなりません」(水島宏明上智大学新聞学科教授)>

   京アニの新作が6日から上映されている。そのエンドロールには犠牲者全員の名前が出ているそうだ。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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