「EXIT」兼近大樹 週刊文春に認めてた前科・前歴「いつか絶対バレることなんで。過去と他人は変えられない」
吉本興業の芸人にまたスキャンダルである。お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(28)に、「少女売春あっせんで逮捕」された過去があったと、週刊文春が報じている。
兼近は北海道札幌市で、4人きょうだいの次男として生まれた。彼が定時制高校の時、父親が自己破産して離婚。母親と暮らしていたが、生活が困窮したため、中退して新聞配達や鳶職を始めた。月10万円ぐらいを実家に入れていたという。
兼近が18歳くらいの時、すすきのの大手風俗チェーンで働き出した。そこで札幌の高校3年の女子生徒に、携帯の出会い系サイトで知り合った男性といかがわしい行為をさせ、現金1万5000円を受け取らせていたそうだ。女子生徒は「小遣い欲しさに男性100人ぐらいと関係を持った」と供述していたという。
2011年11月、北海道警厚別署が兼近を売春防止法違反で逮捕した。兼近は、容疑を全面的に認め、罰金刑の有罪判決を受けたそうである。その後も、1000万円の窃盗事件で逮捕されているという。兼近は事情聴取は受けたが、逮捕はされていないと週刊文春に話している。
そんな自分の過去を断ち切ろうとしたのだろう、上京して吉本総合芸能学院に入学した。EXIT結成後、わずか11カ月で単独ライブを行い、人気芸人の仲間入りをした。
週刊文春のインタビューで兼近は、「いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。絶対に誰かが気付くんで、それが今、週刊文春さんが知ってくれたっていうことで正直嬉しかったです」といっている。
テレビでいい人間の振りをしていたことが、きっと苦しかったのだろう。全部ぶちまけて清々したようだ。吉本からは、「誰にもいうな、絶対ダメ」だと念を押されていたという。吉本の隠蔽体質がここでも明るみに出た。
兼近は去っていくとき、こんな言葉を残した。「過去と他人は変えられないんで。未来と自分だけ変えていくんで」
いいヤツかもしれないな、こいつ。(文中敬称略)