「具合が悪いかどうかは見た目で判断できないのに」
実際に街でこの話への反応を聞いてみると...。「具合が悪いかどうかは見た目では判断できない。ひどい」(30代女性)、「体調が悪い時に座っていて、『なんで譲ってあげないの』という目線を感じることはある。でも、自分の事情は言えないし...」(20代女性)と、体調不良を見た目で判断する難しさを訴える声があった。実際に、優先席で高齢者からひどい目に遭わされた人もいた。妊娠中だった20代女性は「お腹が小さくて目立たなかったのか、年配の方に肘で小突かれり、小言を言われたりした」と苦い思い出を振り返った。
一方の高齢者は? 「年寄りがいない時はいい。来たら譲ればいい」(70代男性)、「できれば譲ってほしい。私よりもっと弱い人が来たら、『座らせてあげてください』と言う」(80代女性)などという声が上がった。
司会の小倉智昭「私が子どもの時には優先席なんてなくて、弱者とかお年寄りが来たら譲りなさいと教育を受けたものですが。今はちゃんと『優先席』って表示しておかないとダメな時代になったということだよね」
中江有里(女優・作家)「全てが優先席なんだって思って必要な人に譲るようにすればよいのでしょうけど...。この高齢男性がしたことは、嫌がらせって感じですよね」
(吹き出し=小倉智昭)昔は全座席で譲ったものだ文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト