鹿児島4歳女児死亡、頭や顔は傷だらけ 何度も虐待通報がありながらなぜ助けられなかったか

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   「4歳の女の子が母親の交際相手の男から暴行を受けた翌日に死亡しました」とキャスターの水ト麻美アナが伝えた。鹿児島県出水市の大塚璃愛來(りあら)ちゃんで、8月28日(2019)に風呂場で溺死した。頭や体に複数の傷があり、建設作業員の日渡駿容疑者(21)が暴行容疑で逮捕された。璃愛來ちゃんに関しては以前から虐待の通報があったが、救うことはできなかった。

市担当者に母親は「楽しくやっている」

   璃愛來ちゃんは7月(2019年)までは薩摩川内市で母親と2人で暮らしていた。3月下旬から4月上旬にかけて虐待や育児放棄の通報があり、警察が4回にわたり児童相談所に一時保護の必要性を2回も通告した。薩摩川内市はおととい(2019年9月1日)、記者会見し、「親子の関係は普段からよかったと思っている。子どもの世話をするように指導した」と話し、児童相談所も一時保護したりしなかった。

   7月からは出水市に引っ越し、母親と日渡容疑者3人で生活していたが、7月22日に「テーブルの角に頭をぶつけた」と救急外来に運ばれ、8月5日には母親が受診した病院から「子どもの顔などにあざがある」と報告があった。

   市役所の担当者は3回訪問したがともに留守で、ようやく26日に母親と面談できた。璃愛來ちゃんに目立った外傷はなく、母親からは「楽しくやっている」と聞き、変わった様子はなかったため、警察や児童相談所に連絡しなかった。

   司会の加藤浩次「また、こういった事件が起きてしまいました」

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「毎回どうにかならないか、という話になりますが、結局、人数が少ないとか、そこまでコミットできないとか、同じ結果になってしまう」

   加藤「このケース、あのケースと、いろいろあり、ひとまとめにすることはできないですよね」

   ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)「そろそろ警察と、市、あるいは児童相談所の役割分担を考えるべき時期だと思います。警察は一時保護、児童相談所は子どもケアという感じで」

   キャスターの近藤春菜「みなさん分かっていらっしゃいますが、一番悪いのは、虐待している容疑者ですね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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