<なつぞら>(第135話・9月4日水曜放送)
幼なじみ天陽の遺作「馬の絵」の前で慟哭するなつ・・・「もっと早く来なければいけなかった」

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   北海道十勝に帰省したなつ(広瀬すず)は娘の優((増田光桜)を連れて、お母さんの富士子(松嶋菜々子)、お父さんの剛男(藤木直人)と幼なじみの山田天陽(吉沢亮)の家を訪れた。居間には天陽の遺影があった。

   「すみません。本当はもっと早く来なければいけなかったのに」

   そこには天陽の父親の正治(戸次重幸)、母親のタミ(小林綾子)、天陽の妻、2人の子どもいた。

   アトリエには遺作の馬の絵があった。優はそれを見て「本物のお馬さんがいるよ」と喜ぶ。なつは優に問いかける。「動かないのにどうして?」

   優「動かすのは、ママの仕事でしょ」

   なつはこらえきれず、涙を流す。正治とタミが天陽の最期の様子を話し始めた。

   タミ「あの日は夜中に突然帰ってきて、退院が来週に決まったから、朝まで絵を描いたら病院に帰るって言ってね。」

   正治「でも、そんな事実はなかったのさ。退院なんて言われてなかったんだわ。そこまでして絵を描きたかったのだと思うけど、生活のために絵を売っていたから、家族のために絵を残したかったのかもしれない」

   天陽は畑に行って土に触れ、「あったかいな」といって息を引き取ったと子どもたちから聞いた。なつは天陽らしい最期だと感じた。

遺影が話しかけてきた「なっちゃん、これからも頑張れ」

   アトリエで天陽の自画像を見つけた。自画像がなつに話しかけてきた。「どうしたんだよ、なっちゃん

   なつ「どうしたは、そっちでしょや」

   天陽「なっちゃんは、アニメーターを辞めたいって悩んでいるのか」

   なつ「また、天陽くんの答え教えてよ」

   天陽「優ちゃんの言葉が答えじゃないのか。絵を動かすのがなっちゃんの仕事なんだろ。今のなっちゃんを動かしているのは、優ちゃんだべさ。だったら、優ちゃんのために仕事をすればいいべさ。これからも頑張れ」

   なつ「ありがとう。天陽くん」

   なつは悩んでいた気持ちが晴れていった。(「NHK総合あさ8時」

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