「特報です。気象庁は福岡、佐賀、長崎県に大雨特別警報を発表しました。ただちに命を守る行動をとって下さいという情報です」とキャスターの水ト麻美が伝える。
大雨警戒レベルの一番上の「5-命の危険」の段階だ。福岡県久留米市の筑後川の河川敷の駐車場の映像では、車が半分くらい水に沈んでいる。佐賀県の牛津川ではどこまでが道で、どこからが川か判別できない。
気象庁はけさ28日(2019年8月)7時に会見し、「これまでに経験したことがないような大雨となっています。自分の命、大切な人の命を守るために緊急に避難して下さい」と、担当者も緊張した表情だった。
気象予報士の松並健治「急いで安全なところに身を置いて」
司会の加藤浩次「いま、3県に大雨特別警報が出ていますが、どうしたらいいのでしょうか」
気象予報士の松並健治「いま避難した方がいいのか、いけないのか。判断して、家にいる方が安全ならば、1階より2階にと、できるだけ安全なところに身を置いて命を守る行動をとって下さい、ということです」
加藤「いつ避難するのか、まだ大丈夫なのか。川が氾濫したら遅いですからね」
松並「氾濫したら、一気に水が来ます。土砂にも厳重に警戒して下さい」
「一番安全なところ」といわれても、とっさには考えてしまう。大雨特別警報は、いつどこで出されるか分からない。普段から「一番安全ところ」を準備しておくことが必要だ。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト