なつ(広瀬すず)が作画監督をつとめた「キックジャガー」は大ヒットしていた。街では、子どもたちが覆面をかぶって「キックジャガー」の真似をしている。そして物語はいよいよ最終回のみという状況となり、なつはどんなエンディングにすればいいのか悩んでいた。
娘の優(増田光桜)は4歳になり保育園に通うようになっていた。ある朝、なつ(広瀬すず)が目を覚ますと優の姿が見当たらない。慌てて探すと、優はなつが仕事で持ち帰った動画用紙に絵を描いていた。なつが、なぜこんなことをしたのかと、優に問いただすと、思いもよらない言葉が返ってくる。
優の絵をみて、坂場一久(中川大志)は、ヒントを得る。その日、なつが東洋動画に出社すると、制作部長からは「キックジャガー」の最終回をどう描くのかと問われるが、なかなか答えが出ないでいた。
優「『もういいよ』って言ってあげる」
そしてその晩のこと、なつと優が絵を描きながら話す。
なつ「ボロボロになったキックジャガーに優なら、どんな言葉をかける?」
優「『もういいよ』って言ってあげる」
なつ「そうね。もういいよね。もう戦わなくていいよね。やさしいね、優は」
なつは、優の言葉を聞いてエンディングを思いつく。(NHK総合あさ8時放送)