信じられない消防のミス 交通事故車内にけが人を6時間放置して死亡「気がつかなかった」

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   「交通事故に巻き込まれ、車の中に取り残されていた女性、6時間以上放置され、その後死亡しました」とキャスターの水ト麻美アナが伝えた。

   25日(2019年8月)午前4時すぎ、茨城県かすみがうら市の国道で少年(19)の運転する車が対向車線にはみ出し、軽自動車と正面衝突した。軽自動車は横転、大破し車内から運転席にいた廣瀬忠昭さん(74)が救出され病院に搬送されたが死亡した。

消防隊員ら6人もいて「目視した」というが...

   軽自動車は前部がめちゃめちゃに壊れ、特に助手席側は大きくつぶれた。助手席にはもう1人、妻多恵子さん(75)がいたが、消防は気付かなかった。車はレッカーで土浦警察署に運ばれ、警察官が改めて車内を確認したところ、多恵子さんを発見した。事故から6時間半経っていた。

   かすみがうら市消防本部はきのう26日、記者会見し、片岡修次長は「トランク後部座席に荷物が散乱しているため、一部荷物を排除して再度検索し、運転席から助手席を目視しましたが、確認出来ませんでした」と説明した。

   車内が散乱していたとはいえ、消防隊員ら6人もいて、中にいる人に気がつかなかったのか。目視とは、何を見たのか。

   元千葉県警交通事故捜査官の熊谷宗徳さんは「事故現場に残されていながら、発見できなかったということは、今まで私も聞いたことがありません。まず、あってはいけないことで、車両を起こして助手席側も確認することが必要だったと思います」と指摘する。

   警察は事故を起こした少年(19)を過失運転致死の疑いで逮捕した。少年は飲酒運転の可能性が高いという。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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