重さ15キロの看板人形を白昼堂々と持ち去る泥棒女 「手伝おうか」と助ける男性まで現われて

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   広島市にある「昭和喫茶びー玉ポケット」。店内にはレトロな品が揃い、昭和の雰囲気が満喫できると人気だが、店頭にあった重さが15キロ、15万円の看板人形「ニックン」を白昼堂々と持ち去る事件が起こった。「ニックン」は大きなソフトアイスクリームをなめている可愛い少年の人形だ。

   22日(2019年8月)午後4時半過ぎ、びー玉ポケットを訪れた派手なTシャツにメガネ姿の女(60)。入り口のドアを開けようとするが、この時店長は外出中でドアは開かない。女は、何度も店内を覗き込んで店主がいないのを確認。驚くのはその後の行動。店頭に置かれていた人形を引きずって持ち去ってしまった。道路には引きずった跡まで残っていた。

昭和のレトロな喫茶店の可愛い看板人形「欲しかった」

   犯行の一部始終は防犯カメラにしっかり記録されていた。すれ違う歩行者も気にせず、高さ1メートルほどの人形をかかえるように堂々と引きずっていく。この映像を確認した原田直樹店長は、取材に対し「あまりにも堂々と写っていたので逆にびっくり」と語る。

   現場周辺では、女を手伝う男性の姿も目撃されているが、男性は共犯ではないとみられる。目撃者は「知り合いではなく、重い人形を持つ女を見かねて手伝っているようだった」と証言する。

   堀尾正明(フリーアナウンサー)「これだけ堂々とされると、まさか盗んだものとは思わない」

   千原ジュニア(お笑いタレント)「手伝った男性はとばっちりですね」

   女は翌日あっさり逮捕されたが、決め手は防犯カメラだった。映像を手がかりに周辺を探し歩いていた原田店長の目の前に、買い物袋を下げた和田容疑者が通りかかったのだ。店長が「お前、俺の人形とっただろう」と防犯カメラの映像を見せると、女は「はい」と観念。店長は110番通報し、女は警察に逮捕された。動機について、「欲しかったから」と供述しているという。

   司会の国分太一「あおり運転と同様に防犯カメラが大切になってきているのがわかります」

   千原ジュニア「この間、うちに警察の方が来て、前の道を犯人が通っているらしいから防犯カメラの映像を見せて欲しいと依頼された」

   国分太一「自分の防犯だけではなく街の防犯になっているということですね」

文・みっちゃん

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