富士山で落石直撃29歳女性が死亡? じつは登山道は石がゴロゴロ、ヘルメットは絶対必要だ

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   きのう26日(2019年8月)午前5時ごろ、富士山を登山中のロシア国籍の東京都品川区のドゥブロヴィナ・アンナさん(29)の胸などに落石が当たり、アンナさんは5合目まで搬送されたが死亡が確認された。

   アンナさんは、日本人の夫と山梨県富士吉田市の人気の「富士吉田ル―ト」で山頂を目指していた。事故当時の山頂付近は「ご来光を見よう」という人たちで最も混雑する時間帯だった。

渋滞を避けロープ外に出る人が大きな石を下に落とす

   登山ガイドで山岳気象サイト「ヤマテン」の代表、猪熊隆之さんは「この時期は、ザラザラとした小さな石が積み重なったような道を歩いて行く感じです。自然現象による落下もありますが、登山者が落とした石が当たってしまった可能性もあります」と話す。

   渋滞を避けようとして、登山道のロ―プから外れたところを歩いている人が一部いる。ロープの外側は本当に不安定に大きな石や砂が積み重なっているだけの場所なので、人為的な落石が起こりやすいという。

   富士山の落石事故では、2014年8月に吉田口下山道9合目付近で落石があり、女性が頭の骨を折る重傷、1980年8月には9合目付近から直径1メートルの石が6合目付近まで次々に落下、12人が死亡した。

   司会の加藤浩次「原因はまだ調査中ですが、ロープの外を歩くのは危険ですね」

   ロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)「渋滞しているので前の人を追い抜きたいと外に出る。富士山は崩れやすく、落下する石を遮る樹木もありません。是非やめてほしい」

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「ヘルメットをしていても、今回は当たったのは胸。どうやって防いだらよいのか。リスクがあるという覚悟を持つしかないですね」

   キャスターの水ト麻美アナが改めて専門家による注意点を紹介する。(1)ヘルメットを携行し頭を守る(2)ロープで仕切られた登山道以外に入らない(3)休憩している時も常に落石に警戒することをあげた。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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