なつ(広瀬すず)と坂場一久(中川大志)の娘・優(増田光桜)を、東洋動画の先輩、下山克己(川島明)の妻である下山茜(渡辺麻友)に預けることになってから数か月が経過した。
ある日のこと、なつの仕事中に優が熱を出したと茜から連絡が入る。
茜「なっちゃん、優ちゃんが熱を出したの」
なつ「ありがとう。今、仕事離れられないから折り返し連絡するね。ごめんね」
坂場「子どもは熱を出すの、あたりまえだよ」
なつは、坂場に優を迎えに行ってもらおうと、大沢麻子(貫地谷しほり)が経営するマコプロダクションで働く坂場に電話をかける。ところが坂場は外出中だった。そして兄の奥原咲太郎(岡田将生)に優を病院に連れていってもらうことに。
なつは大事な時に優と一緒にいられないことを痛感し、作画監督を引き受けてしまったことを悩み始める。夜になって、なつが家へ帰ると、眠る優のそばに咲太郎がいた。
咲太郎「お前、いつもこんなに遅く帰っているのか。優のことを見てやっているのか?」
咲太郎は、なつと優のことが心配で、つい怒鳴ってしまった。その後、なつは坂場に対して優が生まれてから初めて弱音を吐く。
なつ「ごめんね。私が作画監督を受けてしまったばっかりに」
坂場「何言ってるんだよ。子供が熱を出すのなんて当たり前のことだよ。その度に動揺なんてしていられねないよ」
坂場の励ましになつは涙ぐむ。優は、翌日には熱は下がり元気になる。(NHK総合あさ8時放送)