「ガラケー女」に間違われた女性、デマ拡散の人たちに損害賠償請求 「死ね」「自首しろ」と10万件

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   常磐道のあおり運転殴打事件で犯人蔵匿隠避の疑いで逮捕された「ガラケー女」喜本奈津子容疑者(51)と間違われ、ネット上にデマを拡散された女性が23日(2019年8月)、記者会見して袋叩きの実状を訴えた。

   女性は「名前や顔が流れている」と友人から聞き、「なんで」と驚愕したという。ネットには「おまえが噂のガラケー女か」「情報がすべてネットに載っているんだぞ」「バカ女を逮捕しろ」「早く自首しろ」「死ね」といった誹謗中傷があふれ、拡散していた。

なぜか「あおり男」がSNSのフォロワーだったばかりに

   小沢一仁弁護士は「投稿は10万件を余裕で超えていると思う」という。女性が経営する会社への電話も殺到して仕事にならない状態に。サングラス姿が喜本容疑者と似ていたことや、殴打事件を起こした宮崎文夫容疑者(43)が、なぜか女性のSNSをフォローしていたことが原因らしい。女性は法的措置を検討する考えで、「広めた人にも責任がある」として訴える人を絞り込む作業を進めている。

   デマを拡散した男性の1人は「モーニングショー」の取材に、「ネットの情報をうのみにして正義感と怒りが高まってしまった。今はなんでしたのかという思いしかありません」と話した。

   司会の野上慎平アナ「悪いことをした意識より良いことをした意識の方が強いのかもしれない」

   石原良純(タレント)「メディアならチェックしたものしか載せないが、SNSでは不確定な情報が拡散する。情報発信の怖さがわかっていない」

   山口真由(ニューヨーク州弁護士)「リツイートによる拡散が大きい。リツイートも完全に名誉棄損に当たります」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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