娘の優の面倒を見てもらう保育ママを探すため、なつ(広瀬すず)と夫の坂場一久(中川大志)は手作りのビラを配ったりしていたが、なかなか適当な人が見つからない。そこに、かつての東洋動画の先輩で、独立してマコプロダクションの社長となった大沢麻子(貫地谷しほり)が訪ねてきた。
「一久さんから、昼に電話もらってね。優の預け先が決まるまで、自分の採用を待ってくれっていうの」
二人の窮状を察し、さらに坂場に早く来て欲しい大沢も一緒に「保育ママ募集」のチラシを作り始める。
「私ではどうかしら」
さらに、先輩アニメーターの下山克己(川島明)と妻の茜(渡辺麻友)も、娘の明子を連れて訪ねてきた。
大沢「茜ちゃん、保育ママどこにいるか知らない?」
茜「私ではどうかしら」
なつが作画監督を任されたと聞いた茜は、誰よりもアニメーションの仕事の厳しさを知る友として、なつが働きに行っている間、自分たちが優を預かると言いに来たのだった。
なつにいいも悪いもなかった。大喜びで、その年の4月から優の保育ママは茜にお願いすることになった。(NHK総合あさ8時)