「こんなことがあるんでしょうか」と、司会の小倉智昭が陸上自衛隊の集団カンニング事件をあきれ顔で伝えた。去年(2018年)7月と8月、大津駐屯地で、隊員5人が教官室にあった昇任試験問題をスマホで撮影し、他の隊員に送信、それが38人に拡散した。
小倉「訓練や災害救助のために、勉強する時間がなかったのかねえ」
合格率上げるために教官が手引き
実は、教官2人が授業中に、「掃除で教官室に入るときに、机の周りで情報収集するように」などと試験問題が教官室の引き出しにあることを示唆していた。隊員が問題を持っているのを別の教官が見つけ、発覚した。陸自は教官2人をふくむ45人を3日から7日の停職とし、駐屯地にいる隊員150人中43人が懲戒処分を受けた。
試験は2年契約の陸士長から正規自衛官である3等陸曹に昇進するためのもので、3等陸曹になると定年までいられる。元陸将の山口昇さんは「出世スピードが全然違うんです。教官は教え子がかわいかったのかもしれない」と話している。
古市憲寿(社会学者)「スパイ大作戦みたいで、さすがのチームワークだけど、これはダメですよ」
宋美玄(産婦人科医)「勉強させる方が身のためです」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト