お母さんの富士子(松嶋菜々子)ら北海道の家族がやってきた翌日の未明、なつ(広瀬すず)の陣痛が始まった。「ううっ・・・この前と全然違う」と、なつは顔をゆがめる。
富士子たちに付き添われて産婦人科に着くと、夫の坂場一久(中川大志)、兄の咲太郎(岡田将生)、お父さんの剛男(藤木直人)もいる。いてもたってもいられないが、ただそわそわとするばかりだ。そこに元気な産声が聞こえてきた。なつは元気な女の子を出産した。
7日間考え抜いて決めた名前は・・・
坂場に抱かれた赤ちゃんを、富士子や剛男、じいちゃんの泰樹(草刈正雄)、咲太郎、光子(比嘉愛未)が笑顔で取り囲んだ。なつは小さなスケッチブックに生まれたての娘の絵を描いた。
「なつのような子になって欲しい」というじいちゃんの想い。「お願い。じいちゃん。じいちゃんの夢を少しはこの子に継がせてやって」と、なつは泰樹に赤ん坊の命名を頼む。
東京にとどまり、7日間考え抜いた泰樹が、赤ん坊に付けた名前は「優(ゆう)」だ。「なつのように、優しい子になって欲しい。わしの願いは、夢は、ただそれだけじゃ」と泰樹は言った。(NHK総合あさ8時放送)