今週の「スッキリ」は高校生の熱い戦いを紹介しているが、けさ21日(2019年8月)はフラダンスの高校日本一を決める第9回「フラガールズ甲子園」だ。今月18日、福島県いわき市で開催され、秋田県から沖縄県まで26校が参加した。「スッキリ」が注目したのはメンバー8人のうち5人が男子という埼玉県の武蔵野星城高校だ。
6年前の創部時は女子のみだったが、4年前に部員が2人になってしまい、顧問の澤田綾美先生が呼び掛けて5人が入った。
大会には課題曲と自由曲があり、武蔵野星城高校は男子が多いので、自由曲には力強さをアピールできるタヒチアンダンスを選んだ。振り付けにも男子を前面に出した。ラストの見せ場には、男子の太腿に乗って女子が立ち上がるシーンも取り入れた。「今年は入賞を狙えるんじゃないかなと思うくらいの仕上がり」(副部長)と自信をもって臨んだ。
衣装落下は減点で入賞ならず
いよいよ本番。みんな堂々と演じ、先生も成功と思った直後、思わぬハプニングが起きた。男子の1人が着けていた腰ミノの「モレ」が外れてしまった。衣装の落下は減点対象だ。終わって涙をこらえられない部員もいた。
澤田先生は「モレは落ちてしまったけど、最後まで演技したよね。最後までやり遂げたんだよ。凄いよ。めちゃめちゃかっこいいよ。踊りきってくれてありがとう」と褒めた。目標の5位以内の入賞に入らなかったが、みんな清々しい表情だった。
司会の加藤浩次「うーん、頑張った」
キャスターの近藤春菜「何年か経って、お酒飲めるようになれば、いいサカナになりますよ」
宮崎哲弥(評論家)「素晴らしい。絶対にいい思い出になる」
汗と涙の青春は野球の甲子園だけではないようだ。