世界クライミングで野口啓代「銀」五輪代表決定!知ってた?面白いメダルの決まり方

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   「本当、夢みたいで、まだ信じられないです」

   きのう20日(2019年8月)に行われたスポーツクライミング世界選手権の女子複合決勝で、日本クライミング界の第1人者の野口啓代選手(30)が銀メダルを獲得し、東京五輪の日本代表に内定した。

   複合(コンバインド)は、スピード(登る速さ)、ボルダリング(登りきった壁の数)、リード(登った高さ)の3種目で総合成績を争う。東京五輪の代表枠は2枠で、この大会で1枠が決まる。

   野口はスピードで7位と出遅れたが、得意のボルダリングで1位、リードでも3位になり銀メダルに輝いた。「ここから1年間は、金メダルを目指して頑張りたい」と笑顔で語った。

   全体5位に終わった野中生萌選手(22)は、「痛み止めを飲んで出場する形だったので、体が万全の状態ではなかったので悔しいです。まず、肩を治して再スタートして、全部の種目を上げていこうと思います」と次回を目指した。

   司会の加藤浩次「見れば見るほど、すごい競技ですし、面白いですね」

3種目の順位を掛け算して少ない方が上

   順位の決め方が面白い。スピード、ボルダリング、リードの順位を掛け合わせて、少ない方が上になる。たとえば、野口の成績はスピード7位、ボルダリング1位、リード3位だったので、7×1×3で21点。野中は4×4×5で80点になる。金メダルのスロベニアの選手は6×2×1の12点だった。

   加藤「平均点より、1位があると上になる。2×2×2よりも1×1×7のほうが上なんだね」

   キャスターの近藤春菜「意外な結果になるわけですね」

   日本代表の残りの1枠は、今後の大会で決まる。もう1回、楽しみがある。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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