あおりカップルの異常すぎる行動 タクシーを12時間も迷走、うどん店で3時間もクレーム

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   あおり運転事件で18日(2019年8月)に逮捕された宮崎文夫容疑者(43)と喜本(きもと)奈津子容疑者(51)だが、2人の不可解な行動が次々と浮かび上がってきた。

   高校、大学ともに名門校を卒業、その後大阪市内でマンション経営をしていた宮崎容疑者は、母親が亡くなってから風貌が変わったという。去年(2018年)3月、大阪のタクシーで次々と行き先を変更、12時間も走らせ続けたあげく、「たくさんの車に囲まれている。守って欲しい」と自ら110番通報した。結局京都市内で運転手監禁の疑いで逮捕された。その後不起訴になったが、知人によると「(宮崎容疑者は)タクシーから降りたら殺される」と本気で思っていたようだ。

   三重県内のうどん店でも不可解行動を起こしている。交際相手の喜本容疑者と店に入った宮崎容疑者。自分でお茶をこぼしておきながら「店のせいでやけどをした」と3時間にわたってクレームを言い続けた。

   1か月後に再び店を訪れた2人は、ノートを取り出し「一筆かけ」と再度クレーム。店は拒否したが、2人はその後SNSに「大変気さくな方で閉店間際に関わらず温かく出迎えて下さり嬉しかったです」と書いている。このような異常行動を取り続けていた宮崎容疑者は、その後立て続けにあおり運転を繰り返した。

「あおり運転」という言葉さえない日本の取り締まり

   あおり運転対策だが、道路交通法に詳しい高山俊吉弁護士は法整備の遅れを指摘する。今、「あおり運転」という言葉自体、取り締まり当局にはない。「何があおり運転か」を決めるのは難しいが、今後正面から定義し、きちんと取り締まっていく必要があるという。海外では厳罰化の動きがあり、イギリスで1991年に作られた危険運転罪は死傷者の有無に関わらず2年以下の拘禁、1年以下の免許没収だ。ドイツでは2017年に生涯運転免許剥奪制度が作られている。

   ドライブレコーダー画像やナンバー、具体的な被害の情報共有を目的としたあおり運転悪質ナンバー投稿サイトも運営されている。いたずらや嫌がらせで投稿する人もいるので情報の精査は必要だが、このサイトには今回の宮崎容疑者と思われる情報も8件ほど投稿されていた。

   警察が証拠能力を認めているドライブレコーダーも有効で、高山弁護士は「ドライブレコーダーを装着していることは、警察官が車に乗っているようなものだ」という。現在、ドライブレコーダーの装着率は13%ほどだが、後付けも容易なのでぜひ装着をすすめたい。新車では標準装備も進められている。

   倉田真由美(漫画家)「蛇行運転するような人は、一生免許剥奪でいい」

   高山弁護士「ドライブレコーダーは自分の運転行動も記録しているので、あおられるきっかけを作っていないかの反省材料にもなる」

   司会の国分太一「これをきっかけにみなさんドライブレコーダーを付けていただきたいと思います」

文・みっちゃん

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