なつ(広瀬すず)は子供ができることで、坂場一久(中川大志)にアニメーションの夢をあきらめてほしくなかった。そして東洋動画の同僚アニメーターで、出産を機に退社をした三村茜(渡辺麻友)に相談に行く。
なつ「一久さんに、アニメーションの夢をあきらめてほしくないの」
茜「一久さんは、諦めてるわけじゃないと思うわよ。一久さん、実はうちに何度も来てたの。おむつ交換とかミルクの作り方とか教えて欲しいって」
なつ「知らなかった」
茜「心待ちにしてるのよ。赤ちゃんが生まれてくることを」
坂場「保育園が見つかるまで僕が家にいるよ」
その日、坂場は、なつが仕事に行っている間、元東洋動画のアニメーター、大沢麻子が立ちあげたアニメプロダクションに行ってきたと、なつに告げる。
坂場「今日、マコプロダクションに行ってきたんだ。子供を預けられるようになったら、働かせてもらうことを決めてきた」
なつ「えっ?」
坂場「子供がある程度大きくなれば、預けられる保育園もあるかと思って。それまでは、僕が家にいることにするよ」
なつ「そこまで、調べてくれてたんだね。ありがとう」
坂場「じゃあ、子供を預けてもいいのか?」
なつ「こちらこそ、いろいろと気を遣わせてごめんね」
坂場が、ほっとした表情を見せると、なつは坂場の気遣いと、アニメーションの夢をあきらめていないことがわかって涙を流す。
いよいよ、出産の日が近づいてきた。なつは、東洋動画の作画課長である仲務(井浦新)や先輩の下山克己(川島明)、同僚の神地航也(染谷将太)たちに見送られ、産休に入る。(NHK総合あさ8時放送)