夏休みには注意!「スマホ認知症」使い過ぎで脳はゴミ屋敷状態

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   夏休みはスマホの使用時間が長くなりがちで、「スマホ認知症」を起こすという。脳神経外科医の奥村歩氏によると、スマホなどのIT機器の使い過ぎで脳機能が低下し、症状としては「取引先の名前を忘れる」「大事な会議をすっぽかす」などもの忘れがひどくなるほか、疲労感や睡眠障害、うつ状態になることもある。近年、患者が増えているという。

   脳神経科学が専門の枝川義邦・早稲田大学研究戦略センター教授は「スマホは、動画も見れるしゲームもできる。つまり、情報量が多すぎるため、脳が働きすぎて過労状態となり、機能が低下し、うつ状態に近くなることもあります」と説明する。

   通常は情報を仕分けして整理できる脳が、スマホの使いすぎで情報処理が追いつかず、「ゴミ屋敷状態」となってしまっているのだ。枝川教授によると、スマホの使い過ぎで疲労する脳の部分は、「人間らしさを作っているところ」で、他人とのコミュニケーションや気持ちのコントロール、やる気を出すという脳の働きが滞る恐れもある。

軽井沢の旅館「星のや」ではスマホ断食!IT機器断ってスッキリ

   スマホ依存から解放されるために、「スマホ断食」を売り物にしているのが、長野・軽井沢の旅館「星のや軽井沢」だ。チェックインの時にスマホやカメラなどすべてのデジタル製品を預かる「脱デジタル滞在」は、宿泊客から「頭がスッキリした」と好評だという。

   谷本由香(「フォーブスジャパン」副編集長)「私は1日200~300件メールが来るので、毎日10時間以上スマホをいじっています。10年以上続いているので、完全にゴミ屋敷状態です」

   枝川教授「スマホ認知症にならないためには、スマホの使用時間を1日1時間程度に抑えることが理想ですが、仕事で長時間使用しなければいけない場合は、なるべくこまめに休むことが大事です」

   司会の国分太一「キャンプもおすすめです。キャンプではスマホはいじりません。自然の中でやることがいっぱいありますよ」

   赤萩歩アナ「意識してぼーっとする時間を作ることが大事なんですな」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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