メダカが何度目かのブームになっている。今回は1匹100万円の値が付いた品種もあるという。ブームとなっている理由は、500種という種類の多さ、飼育や繁殖が簡単という点にある。熱帯魚のような美しい外見のものが多く、「泳ぐ宝石」と呼ばれている。
埼玉県に住む山崎光雄さん(69)は、自宅に50種のメダカを飼育している。家の中や庭で育てていて、「場所さえあれば外でも飼えるし、経済的です」と話す。リビングはメダカの水槽で埋め尽くされ、「女房からは『これ以上は絶対に増やさないで』と言われています」と笑う。
この春から異種交配を始め、自分の作った新種のメダカに名前をつけ、全国に知られるのが夢だそうだ。
ただいま500種類―さまざまな交配で「泳ぐ宝石」
一攫千金を狙えるのもメダカブームを後押ししているようだ。スタジオで品種改良されたメダカを紹介したが、背中の青白い輝きが美しい「幹之(みゆき)」は1匹500円。目からヒレの先まで墨のように真っ黒な「オロチメダカ」は1匹5000円。和柄を彷彿とさせるミニチュアの錦鯉のような「三色錦メダカ」は1匹1万円という。
しかし、高い値段がついていても、メダカはメダカ。とぼけた表情(?)に、デーブ・スペクター(放送プロデューサー)「自分が1万円っていう自覚はなさそうですね」
1匹20万円の「ピュアブラック ヒカリダルマ メダカ」、30万円の「楊貴妃 透明鱗 スモールアイ ヒカリダルマメダカ」のきらびやかな外見に、作家の橋口いくよは「それ、メダカなんですか」と驚く。
さて、1匹100万円の値が付いた「琥珀 透明鱗 スモールアイ サムライ メダカ」はするどい眼光が特徴で、通称「信長」と呼ばれている。2010年に1匹誕生したきり、2匹目はまだいない。
司会の小倉智昭「1匹100円のメダカが死んだときと、1万円のメダカが死んだときの悲しさは違うのかな」
ある朝、起きてみたら、水槽の中で100万円が浮いてたなんてことはあるわけだし・・・。
笠井信輔アナ「いくらでも、死んだら悲しいですって。命は一緒ですって」
小倉「俺、正直だからさ」