台風10号「Uターン」直撃!動き遅く西日本は1日半足止め――無理な移動は危険

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   大型台風10号はあす15日(2019年8月)に西日本に上陸すると見られているが、各地で水難事故が相次いでいる。その原因となるのが「離岸流」だ。巻き込まれると五輪選手でも逆らって泳ぐのは難しいという。

   11日には千葉県勝浦市の守谷海水浴場で約40人が離岸流に流される事故が起きた。被害に遭った女性は「最初に気付きた時には、もう100メートル以上沖の方に行ってしまっっていました。流れが速く、引きの力が強すぎて、バタ足しても進まないし、どんどん波が来るし。何も抵抗できなくて」と恐怖を語った。

   さらに恐ろしいのが、離岸流の3倍の力を持つとされる「戻り流れ」だ。砂浜など陸にいてもさらわれる可能性がある。戻り流れを上空から撮影した映像を見ると、大きな波が一気に海岸を押し上がり、そこに引き波が集中してくる。水難学会の斎藤秀俊・会長は「台風10号が近づいてくると、どんどん波が高くなります。そうすると砂浜の奥の方まで波が入っていくので、戻り流れが起こる砂浜が出てくる」と警告する。

   台風が上陸する15日は満月で、潮位がもっとも高くなる「大潮」と重なる。「満潮と低気圧で海面が上がり、ものすごい大きな波ができてしまう。避難のレベルになります」(斎藤会長)。台風で気圧が下がって海面が盛り上がる「吸い上げ効果」、海水が風で海岸に吹き寄せられる「吹き寄せ効果」で潮位が上昇するのだ。

間もなく本州の半分がすっぽり

   1000ミリを超える雨ということで、内陸でも最大の注意が必要だ。天達武史(気象予報士)は「この台風の最大の特徴は、とにかく大型だというところ。どこに上陸しようと、西日本から東海地方にかけては大きな影響がでてしまいます。動きもゆっくりなので、西日本では1日から1日半は暴風雨や大雨が続きそうです」と話す。

   司会の小倉智昭「お盆はまだ少し日程に余裕があるから、なんて言ってらんないね」

   デーブ・スペクター(放送プロデューサー)「夏休みだから余裕あると思っても、満席ですからそう簡単に予定変更はできない。どうしても間に合わない人は、お金はかかるけど、台風の影響がない遠い場所に飛行機で行って戻るパターンもあります」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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