「お嫁に行くときに渡そうと思ってた」と、お母さんの富士子(松嶋菜々子)は1冊のノートをなつ(広瀬すず)に手渡した。中身を読み、なつは自分が本当の子どものように大事に育てられてきたことを感じる。
なつは坂場一久(中川大志)を連れ、幼なじみの山田天陽(吉沢亮)の家を訪れた。もともと、天陽の絵に深い感銘を受けていた坂場は、描かれた絵を見ていたが、いつものごとく、難しい疑問を投げかける。しかし、天陽からは坂場が驚くような答えを返してきた。
坂場の父親は話し始めたら止まらない歴史学者だった
東京に戻ると、なつは坂場の両親、一直(関根勉)とサト(藤田三保子)に会いに行った。一直は歴史学者で、考古学の話になると止まらなくなってしまうような人だった。なつが自分の生い立ちについて2人に説明すると、2人ともすぐに受け入れてくれた。
そして翌年の昭和42年春、なつと坂場、夕見子と雪次郎の合同結婚式が十勝で挙げられた。たくさんの親族や友人に祝福される2人の孫娘の姿を、泰樹(草刈正雄)は涙をこらえて見つめた。(NHK総合あさ8時)