アメリカ「原爆製造の街」で日本人高校生がメッセージ!「きのこ雲の下いたのは市民」ネットでも拡散

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   原爆のきのこ雲を「戦争を終わらせた誇り」としてロゴマークに使っているアメリカの高校で、日本人留学生の古賀野々華さん(18)が疑問を投げかけた。帰国が近づいた今年(2019年)5月に校内放送で訴えた動画が、6月にはネットに拡散して話題になっていたのだが、「モーニングショー」は広島、長崎の原爆記念日に合わせて取り上げたらしい。

   この高校のあるワシントン州リッチランドは、長崎に投下された原爆のプルトニウムを生産したところで、「原子力の街」を自負している。高校のロゴマークは「R」の文字ときのこ雲をあしらったデザインで、校内のいたるところにあふれ、シャツにも印刷されている。1980年代から使っているという。

   司会の羽鳥慎一「生徒や先生も誇りをもっているところへ、古賀さんが日本人の思いを伝えました」

   古賀さんは「きのこ雲の下には兵士でなく市民がいました。罪のない人たちの命を奪うことに誇りを感じるべきでしょうか」と語った。「ロゴを変えたいというより、日本人の意見を伝えたいと思いました。耳を傾けてくれる人がいるとは全然考えていませんでした」と話す。

地元紙も「勇気ある行動」

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」編集長)「歴史教育は自国が正しかったと教えがちです。見方がこれだけ違うと知らせた。すごく意義あることです」

   動画を見たアメリカ人からは、「それでも戦争を終わらせた」という反応がある一方で、「日本の人々がどう考えているのか知らなかった」と理解を示す投稿も多く寄せられた。「勇気ある行動」として地元紙にも取り上げられた。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「これが先進国ですよ。だれの意見も、人の意見として、いったん受け入れてから考える高校生たちを称賛したい」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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